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小笠原引退…まばゆい光を放った“黄金世代”は今 高原は“3足のわらじ” カフェ経営者も

[ 2018年12月27日 19:36 ]

1999年4月、世界ユース選手権準決勝でウルグアイを破って決勝進出を決め、喜ぶU―20日本代表。左から2人目の背番号8が小笠原
Photo By 共同

 02年日韓大会、06年ドイツ大会と2度のワールドカップ(W杯)に出場した元日本代表MF小笠原満男(39)が27日、所属先の鹿島を通じて今季限りで現役引退することを発表した。

 小笠原はスター選手を多数輩出した1979年度生まれ。いわゆる“ゴールデンエージ”や“黄金世代”と呼ばれた世代の中心選手で、1999年には世界ユース選手権(現U―20W杯)ナイジェリア大会で準優勝するなど、若手時代から注目を集めた。

 ナイジェリア大会で準Vした“黄金世代”のメンバーでは、今季が始まった時点で小笠原のほか、MF小野伸二(39=札幌)、MF稲本潤一(39=札幌)、MF遠藤保仁(38=G大阪)がJ1でプレー。14年からJ2横浜FCでプレーするGK南雄太(39)は今月のJ1参入プレーオフ2回戦・東京V戦でもフル出場し、FW播戸竜二(39)は今季J3を制して来季のJ2初昇格を決めた琉球で背番号11を背負って19試合2得点の成績を残した。

 ハンブルガーSVなどドイツでも長くプレーしたFW高原直泰(39)は2016年に将来的なJリーグ参入を目指して自ら設立した九州リーグの沖縄SVでチームの代表兼監督兼選手としてプレー。MF本山雅志(39)はJ3北九州で今季9試合に出場している。

 一方、DF中田浩二(39)は14年限りで現役を引退し、現在は鹿島でクラブ・リレーションズ・オフィサー(CRO)を務めるかたわらスポニチ本紙評論家としても活躍している。DF辻本茂輝(39)は前日26日に関西リーグのFCティアモ枚方監督に就任することが発表されたばかり。当時、U―20日本代表唯一の大学生として注目されたDF石川竜也(39)はJ2山形でプレーしていた昨季限りで引退し、今季は同チームでコーチを務めた。DF加地亮(38)はJ2岡山に在籍していた昨季限りで現役引退し、現在は妻とカフェを営んでいる。なお、稲本は今季限りで札幌を退団。現役続行を明言している。=敬称略=

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