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明治安田生命・根岸社長「Jリーグで新参者だったが、仲間として認めていただいた 今後は新しい価値を」

[ 2018年12月15日 05:30 ]

協定書を見せるJリーグ・村井チェアマン(左)と明治安田生命保険相互会社・根岸秋男取締役代表執行役社長(右)(撮影・西海健太郎)
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 Jリーグタイトルパートナー契約の更新を発表した明治安田生命の根岸秋男社長は、スポーツへのあふれんばかりの情熱を抱いている。

 「生命保険のビジネスには何かあった時の備えという面がある。だから、もっと明るく元気な話題でお客さまと交わっていきたいと以前から感じていた」と明かす。

 その思いを実行するため、健康な社会づくりを目指し、スポーツを通じた「地域社会の活性化」「健康増進支援」に注力。具体的にはJリーグとのタイトルパートナー契約、プロゴルファー勝みなみ(20)との所属契約、公募型の次世代トップアスリート応援プロジェクトなどが挙げられる。

 特に、Jリーグとは14年にトップパートナー契約を、15年にはJ1〜J3とタイトルパートナー契約を締結。全国の支社などが地元の全54クラブなどと個別にスポンサー契約を結んで応援している。「一般的なスポンサー契約とは違い、私たちは一緒に応援することを大事にしている。人と人がつながることが難しい時代に、スポーツをともに応援することでお客さまと私たちがつながれば」と語った。

 実際、同社の取り組みによってスタジアムでの観戦者数は18年度に30万人に達した。女性職員が中心となった「Jリーグ女子倶楽部」や「みんなの健活プロジェクト」の一環としてJリーガーとのウオーキングイベントなど楽しいイベントも実施中。トップダウンの取り組みではなく、心の底から地元のクラブを応援したいというボトムアップの気持ちが沸き上がり、一体感に包まれている。

 さらに、フェンシングの東莉央(20=日体大)ら若手アスリート10人を支援しているほか、社員選手の加納遼大(26)がラグビー7人制日本代表に選ばれるなど社内的にも盛り上がりを見せている。

 もちろん、今後も“スポーツ”に力を入れていく。根岸社長は「例えばJリーグでは新参者だった私たちが、仲間として認めていただいた感じがする。今後は新しい価値をつくる「共創フェーズ」へシフトしたい。各クラブのスポンサー企業や自治体ともジョイントしていきたい」と大きな夢を掲げた。

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2018年12月15日のニュース