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鳥栖・権田、ポルティモネンセから正式オファー来た!森保J気迫の守護神

[ 2018年12月15日 06:45 ]

ポルティモネンセから正式オファーが届いたことが分かった鳥栖のGK権田
Photo By スポニチ

 ポルトガル1部ポルティモネンセが日本代表GK権田修一(29=鳥栖)の獲得に乗り出していることが14日、分かった。複数の関係者によると正式オファーを提示済み。欧州リーグ1部クラブ移籍のビッグチャンスが舞い込んだ22年W杯カタール大会正守護神候補の動向に注目が集まる。

 日本人GKとしては3人目の欧州1部リーグ移籍のチャンスが巡ってきた。権田は今季リーグ全34試合出場。チームは最終節でJ1残留を決めたが、総失点はJ1リーグ2位タイの34失点に抑えた。何度もビッグセーブを連発。鬼気迫るプレーで最後方から支え、森保ジャパン発足後は日本代表にも復帰した。そんな守護神を海の向こうのクラブが見逃すことはなかった。

 ポルティモネンセは日本代表MF中島翔哉(24)が所属しており、現在リーグ11位と中位に位置。だが総失点は18チーム中ワーストの「24」と守備に不安を抱えている。GKはリカルド・フェレイラとレオナルド・ナバッキオの併用。シーズン後半戦での浮上を期す上で安定した守護神の獲得が不可欠な状況となっている。

 権田は16年1月から17年1月まで元日本代表MF本田圭佑(32=メルボルンV)が経営参画していたオーストリアのホルンでプレー。海外での生活経験があり、円熟期に入りつつある守護神に白羽の矢が立った。

 森保ジャパンでは親善試合パナマ戦(10月12日)、同キルギス戦(11月20日)と2試合連続でシャットアウト。1月にUAEで開催されるアジア杯の日本代表メンバーにも選出された。だが、まだレギュラー確定には至っていない。

(日本人GKで3人目/海外1部リーグ挑戦/) 過去に海外1部リーグでプレーした日本人GKは今季限りで引退を表明した川口能活氏(43)、3大会連続でW杯のゴールマウスを守った川島永嗣(35=ストラスブール)の2人だけだ。権田は17年から所属する鳥栖への愛着は強いものの元々、海外志向が強い。カタールW杯での正守護神獲りへ、さらなる成長を求めて移籍が実現する可能性は高い。

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2018年12月15日のニュース