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川口 散髪に行かずに現役最後の試合に出場した訳明かす「あまりの喪失感で…」

[ 2018年12月2日 20:50 ]

<相模原・鹿児島>勝利の瞬間、ガッツポーズをする相模原GK・川口(撮影・大塚 徹)
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 J3相模原の元日本代表GK川口能活(43)が、J2降格の危機に立たされている古巣・磐田にエールを送った。川口は2日、ホームで行われた今季最終戦の鹿児島戦に約3か月ぶりにフル出場。数々の神懸かったセーブで1―0勝利に大きく貢献し、25年のプロ生活の最後に花を添えた。

 引退セレモニーを終え、ユニホーム姿で記者会見場にも姿を見せた川口。前日の敵地・川崎F戦で残り30秒のラストワンプレーで逆転を許し、J2東京VとのJ1参入決定戦に回ることになった古巣・磐田について問われると、「昨日の試合も(TVで)観てました」と切り出し「(先制した)ジュビロが絶対に残留すると思っていて、そのあと髪を切る予定だった」ことを明かした。それでも後半アディショナルタイムに逆転弾を浴び前節の13位から16位に一気に転落。川口は「あまりの喪失感で、髪を切りに行くのも忘れていました」という。

 それでも8日の東京V戦へ、川口は「ジュビロは追い込まれたときに力を発揮できるチームなので、心配はしていません。ジュビロには勝利のメンタリティがある。名波監督を中心にまとまって、この苦境を乗り越えて、また新たなジュビロを作り上げて欲しい。絶対に勝つと思います!」とエールを送った。

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