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川口能活 ラストマッチで有終完封勝利!ビッグセーブ連発で現役生活に別れ

[ 2018年12月2日 14:57 ]

明治安田生命J3リーグ第34節   相模原1―0鹿児島 ( 2018年12月2日    ギオンス )

<相模原・鹿児島>後半、ビッグセーブを見せる相模原GK・川口(撮影・大塚 徹)
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 今季限りでの引退を発表しているJ3相模原の元日本代表GK川口能活(43)が2日、ホーム・相模原ギオンスタジアムで行われた最終節の鹿児島戦で3カ月ぶりに先発出場。ホーム新記録となった1万2612人のファンの前でラストマッチを完封で飾り、25年のプロ現役生活に終止符を打った。

 キャプテンマークを巻いて最後の試合に臨んだ川口は前半21分、鹿児島MF中原秀との1対1からシュートを左手1本でセーブ。見事な反応で決定機を防ぎ、ホームに詰めかけたサポーターの大歓声を浴びた。

 0―0で迎えた後半9分にはカウンターから抜け出したFW萱沼との1対1の場面で、至近距離からのシュートを右足でセーブ。続けてこぼれ球を狙う相手の足元に飛び込んでボールをがっちりとキャッチし、ピンチをビッグセーブで防いだ。“炎の守護神”の奮闘に応えた攻撃陣は後半25分に相手ハンドを誘ってPKを獲得すると、FWジョンガブリエルが決めて先制。川口もガッツポーズで喜んだ。

 相模原はこの1点を守り切って、J2昇格を決めている鹿児島に1―0で勝利。川口は最後の試合を無失点で締めくくり、有終の美を飾った。試合終了の瞬間、両腕を突き上げて喜びを表現した守護神は、チームメートと熱い抱擁を交わしてとびきりの笑顔をみせた。

 ◆川口 能活(かわぐち・よしかつ)1975年(昭50)8月15日生まれ、静岡県富士市出身の43歳。94年に清水商から横浜M入り。01年にイングランド2部ポーツマスに移籍。デンマークのノアシェランを経て05年に磐田に加入。14年からJ2岐阜、16年からJ3相模原でプレー。98年からW杯4大会連続で代表入り。国際Aマッチ116試合出場は日本代表GK最多。1メートル80、77キロ。利き足は右。

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