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優磨“鉄壁守備”突破だ!鹿島20冠目へホーム先勝誓う

[ 2018年11月3日 05:30 ]

ACL決勝第1戦   鹿島―ペルセポリス ( 2018年11月3日    カシマ )

練習で軽快な動きを見せる鹿島FW鈴木(撮影・西尾 大助)
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 クラブ20冠目の主要タイトル獲得へ、鹿島は3日、ホームでACL決勝第1戦のペルセポリス(イラン)戦に臨む。ペルセポリスの特長は、規律ある堅い守備。日本代表の森保一監督(50)も視察予定の一戦で、エースのFW鈴木優磨(22)を中心に、攻撃陣が鉄壁の守備を切り崩す。 ACL日程&結果

 イランの包囲網を、エースが突き破る。決勝を前に、大勢の報道陣に囲まれた鈴木は、静かな言葉に闘志を込めた。「個人としても燃えているし、チームとしてもみんなこのタイトルを獲りたいと思っている。何としても勝ちたい」。クラブ20冠目のタイトルへ、いざ挑む。

 ペルセポリスの特長は堅い守備。今年の公式戦36試合で複数失点はわずか4試合、完封は21試合と6割近い。GKベイランバンドはW杯ロシア大会でポルトガル代表C・ロナウドのPKを阻んだ守護神。一方の鈴木はRマドリードと決勝を戦った16年のクラブW杯期間中に“Cロナ・ポーズ”を披露して注目を集めた。優勝すれば16年以来のクラブW杯出場が決定。得点を奪うにはこの上ない相手だ。

 2トップの個の力を生かした堅守速攻でホームで無敵を誇るペルセポリス。今年のホーム戦19試合中、黒星はたった1試合しかない。なおさら第1戦をリードして終える展開が理想だ。「ホームなので、何としても自分たちから先手を打って勝てるように頑張りたい」と力を込めた。

 昨季は出番が伸びず、冬のオフは毎日7キロ走り、足りなかった90分走り続けられる体力を付けた。今季はDF内田が「日本で1、2位じゃない?」と言うほどポストプレーにも磨きがかかり、J1の30試合で11得点9アシスト。ACLではチームで唯一全12試合にフル出場して2得点の結果を残してきた。エースとして挑む初のタイトルは、クラブの悲願。「決勝は鹿島が強い」。その言葉を、自らの足で本物にする。

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