ベルギー代表　アンリの「弟子」ルカクが誓う　恩師のコーチ母国討ち

Ｗ杯ロシア大会準決勝   ベルギー－フランス （ 2018年7月10日    サンクトペテルブルク ）

練習でアンリコーチ（左から２人目）とじゃれ合うルカク（ＡＰ）
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　ベルギーのＦＷルカクは“師匠”の母国からゴールを狙う。９日、合宿地デドフスクで行われた練習ではアンリコーチと笑顔でじゃれ合い、リラックスした表情を見せた。自身２度目のＷ杯でチーム最多４得点。準々決勝ブラジル戦は高速カウンターでデブルイネの得点をアシストした。

　「レジェンドから毎日学んでいる」と１６年から師事してきたアンリコーチとは“サッカーオタク”という共通点がある。「俺より多くサッカーの試合を見ているのはティエリ（アンリ）だけかも。例えば２人でドイツ２部の話題で盛り上がるんだ。サッカーのあらゆる話をしてきた」とピッチ内外で親交を深めてきた。プレー面の助言も大きく「スペースの見つけ方や得点につながる技術、自分の経験など何でも教えてくれる。自分の想像の倍以上のレベルまで成長できた。本当に感謝している」と恩返しを誓う。

　マルティネス監督も「アンリの存在は特別だ。Ｗ杯優勝の経験をチームに伝えてくれる」。アンリコーチの母国フランスを破り、初のＷ杯決勝へ駒を進める。

　◇ベルギーのＷ杯これまで

【ＦＩＦＡランク】３位

【出場】２大会連続１３回目

【最高成績】４位１回（８６年）

【Ｗ杯通算】１９勝９分け１８敗

【監督】マルティネス（４４）（スペイン）

【平均年齢】２７．２２歳

【平均身長】１メートル８５．３

【優勝オッズ】３．７５倍

【１次リーグ成績】Ｇ組１位

○３―０パナマ

○５―２チュニジア

○１―０イングランド

【決勝Ｔ１回戦】

○３―２日本

【準々決勝】

○２―１ブラジル

【走行距離】５２５キロ

【パス数（成功率）】２５５９本（８６％）

【シュート数（枠内）】８５本（３３本）

【得点（失点）】１４点（５点）

【反則数（被反則数）】７２回（６４回）

【警告（退場）】７枚（０枚）

【最多得点者】ＦＷルカク４点

【対戦成績】３０勝１９分け２４敗（Ｗ杯２敗）