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【佐々木則夫 視点】フランスVSベルギー お互いの“BIG3”をどう抑えるか

[ 2018年7月10日 13:30 ]

W杯ロシア大会準決勝   フランス-ベルギー ( 2018年7月10日    サンクトペテルブルク )

フランスのエムバペ(左)とベルギーのルカク
Photo By AP

 事実上の決勝戦で、ともに傑出した攻撃力が特長だ。フランスはエムバペ、ジルー、グリーズマン、ベルギーはルカク、E・アザール、デブルイネの3人が軸。ともに背番号が7、9、10番で、互いに攻撃ではこの3人をどう生かすか、守備ではどう抑えるかがポイントだ。

 ベルギーは相手を分析して、選手の配置を変えている。大会当初は3バックだったが、日本戦で原口にウイングバック裏のスペースを突かれて失点すると、ブラジル戦では4バックにした。エムバペにスペースを与えると危険なので、この試合も4バックでサイドにスペースを与えないように守ると思う。それでも技術があって簡単にはボールを失わないので、どう工夫するか。

 フランスは自分たちのサッカーを貫いているが、E・アザールのドリブルは警戒していると思う。右SBパバールとボランチのポグバが中にドリブルさせないようにして、CBバランがいい形でボールを奪えるようにできるかが見もの。両チームともGKもいいだけに僅差の勝負だと思う。 (元なでしこジャパン監督)

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2018年7月10日のニュース