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ウクライナ指揮官 ミランの後輩・本田を高評価「いい評判しか聞かない」

[ 2018年3月26日 10:00 ]

ベルギー遠征国際親善試合   ウクライナ-日本 ( 2018年3月27日    リエージュ )

ウクライナ・シェフチェンコ監督
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 27日に日本代表と対戦するウクライナ代表のアンドリー・シェフチェンコ監督(41)がスペイン・マルベリャで本紙の独占インタビューに応じた。ACミランで活躍し、バロンドールも獲得したかつての名ストライカーが日本メディアに初めて口を開き、W杯ロシア大会に出場する日本代表、そして、ACミランの後輩にあたるFW本田圭佑(31=パチューカ)について語った。(取材・翻訳=西海 健太郎、構成=大和 弘明)

 W杯ロシア大会への出場はかなわなかったウクライナだが、日本戦は9月から始まる20年欧州選手権の予選に向けて選手を見極める重要なテストマッチとなる。

 「全てのチームに、それぞれの目標がある。ウクライナは、自分たちの計画にあった候補選手を見極めていきます。日本代表の場合はW杯ですね。全てのチームにそれぞれの目標があります」。

 マリと引き分けた日本と同じように、ウクライナも23日にサウジアラビアと1―1の引き分けという結果だった。現在のFIFAランクで35位のウクライナと55位の日本では大きな差があるが、油断は一切ない。

 「簡単に勝てるとは思いません。私は日本代表をとてもリスペクトしています。日本には欧州でプレーしている、いい選手がいます。簡単な試合は期待していません。どちらのチームにとっても大事な試合。いい試合になるでしょう」。

 シェフチェンコ監督は通算8年、ACミランに在籍した。リーグ優勝や欧州CL制覇、個人ではバロンドールにも輝いた。今回対戦する日本には、名門の背番号10をつけて低迷期を支えた本田がいる。

 「彼をとても高く評価しています。彼は偉大な選手。彼自身のプレーと、さらに、全ての人との関係においてミランでとてもよく思われている。私は(ミランで本田の)いい評判しか聞かない。彼にいいイメージを持っている。彼はミランで短いキャリアしかなかったのに、チームで自分に対するいい印象をつくった。彼は少ししかプレーしなかった。でも、みんな本田に対していい印象を持っていた」。

 OBからも好意的に受け止められている本田はパチューカへ移籍し、集大成のW杯ロシア大会を目指している。そのW杯メンバー23枠の当落線上にいる本田をハリルホジッチ監督は呼ぶべきなのか。

 「それは監督が決断すること。監督の方が内からチームを知っているでしょうし。つまり、彼がどういう選手を必要としているかはすべて彼が決断することなのです」。

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2018年3月26日のニュース