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ハリル監督、Wショックで超弱気!超強いコロンビアに意気消沈

[ 2018年3月25日 05:30 ]

コロンビアの強さをまざまざと見せつけられたハリルホジッチ監督は厳しい表情(左は西野技術委員長)
Photo By スポニチ

 ベルギー遠征中の日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)が23日、パリで開催されたフランス―コロンビア戦を視察した。W杯1次リーグ初戦で対戦するコロンビアの強さを目の当たりにし、レベルの差を痛感。直前の親善試合で格下のマリに1―1で引き分けたショックもあり、意気消沈した。チームは24日、親善試合ウクライナ戦(27日)に向けてリエージュ市内で練習を行った。 日本代表メンバー  日程&結果

 肉体的にも精神的にも疲れ切っていた。23日午後9時(日本時間24日午前5時)開始のフランス―コロンビア戦を視察後、パリから車で約360キロを移動。24日午前2時(同午前10時)にリエージュ市内に戻ったハリルホジッチ監督はショックを隠せなかった。W杯1次リーグ初戦で対戦する南米の強豪を「もう衝撃的でした。特に後半はすべての部分が非常にハイレベル。パワー、スピード、技術、ゲームコントロール。本当に素晴らしいチーム」と分析。日本との力量差にがく然とした。

 コロンビアは序盤に2失点も、逆転勝ち。ハリルホジッチ監督は2―2の後半30分すぎに帰路についた。スタジアム出発前に「コロンビアが勝つでしょう」と語り、予想は的中。「あと2、3点取ってもおかしくなかった。個人能力を使った速攻、ビルドアップをうまく使い分ける。アウェーでレフェリーにアピールできるマリーシア(ずる賢さ)もある」と振り返った。

 視察前、日本代表は午後1時20分(同午後9時20分)開始のマリ戦に1―1で引き分けた。低調な試合の直後に、W杯対戦国の強さを目の当たりにしてショックは倍増。コロンビアの映像を何十試合も見てきた指揮官は「付け入る隙はもちろんあるのですが、そこを突けるかどうか。突くためには能力のある選手が必要。今日は眠れそうにない」と自信喪失。一緒に視察した西野技術委員長も「映像で見ていたコロンビアよりもはるかに強くて驚いた」と厳しい表情を浮かべた。

 衝撃から一夜明けた24日、必死に気持ちを奮い立たせた。練習の冒頭で指揮官は選手、スタッフを集めて円陣を組み約12分間も熱弁。「W杯まで日数がない中でやらなければならないことは山積み。コロンビアの方が気持ちを込めて試合を大切に戦っていたぞ!」と語気を強めた。6月19日のW杯コロンビア戦まで残された試合は4試合のみ。開き直って目の前の課題をクリアしていくしかない。

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2018年3月25日のニュース