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松本、J1昇格への3カ条!反町監督「心(新)機一転」規律正す

[ 2018年1月15日 09:03 ]

大勢のファンを背にランニングをする高崎(左から5人目)ら松本イレブン
Photo By スポニチ

 J1昇格へ――。J2松本が14日、18年最初の練習を松本市のかりがねサッカー場で行った。練習前のミーティングでは就任7年目の反町康治監督(53)がスタッフとイレブンにピッチ内外で規律を正すよう「3カ条」の厳守を指示。また、2月25日の開幕に向け、昨年よりも厳しい練習内容でチームを強化していく方針を示した。

 始動日としては過去最高の約1300人のファンが見守る中、反町山雅の18年が始まった。指揮官は「1000人を超えるサポーターが来ていることは我々への期待度の高さを感じる。充実した一年にして期待に応えたい」と気持ちを新たにしていた。

 練習前にスタッフ、イレブンでミーティングを行い、全員の前で“3カ条”を掲げた。

 (1)グラウンドでは無駄話禁止

 (2)練習開始5分前集合

 (3)スタッフに道具を取りにいかせない

 反町監督は「(守るべきことの)10あるうちの5か6を話したに過ぎない。長くいることによって慣れることが一番怖い」と説明。(1)は怠慢防止と神聖なピッチで余計なことをしないという点から。(2)はサッカーに対する姿勢の強化。(3)は自分のことは自分でコントロールすべきという考えから、という。今季の指揮官が掲げるスローガン「心(新)機一転」に即し、身近な部分の改善に着手した。

 もちろん練習でも厳しさを追求する。昨年の同じ時期にはケガ人が多く、さらなる離脱者を恐れてトレーニングに負荷をかけることができなかった。現在、長期離脱しているのはGK村山、FW山本のみ。また期限付き移籍からの復帰も含めて15人が加入し、総勢33人の大所帯となったことで先発の座を巡る争いも過熱する。昨年より厳しい内容で競争をあおり先発を選定していく。

 「シーズン前はケガ人が出るくらいやらないと駄目。本当にケガをさせるわけにはいかないけど層が厚くなったことでケガ人が出てもカバーできる。(試合は)調子が良いやつから使うつもり」

 先発が固定されがちだった従来からチームを活性化させ、道を切り開く。今季から自らも補強に関与して退路を断った反町監督が進む先は、J1昇格しかない。

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