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前橋育英、史上4校目の無失点Vへ!県大会から6戦完封で自信

[ 2018年1月5日 05:30 ]

第96回全国高校サッカー選手権大会・準々決勝   前橋育英―米子北 ( 2018年1月5日    駒沢 )

練習でボールをトラップする前橋育英DF渡辺
Photo By スポニチ

 第96回全国高校サッカー選手権は5日、準々決勝の4試合が行われ、前回準優勝の前橋育英(群馬)は米子北(鳥取)と対戦する。渡辺泰基(3年)、松田陸(3年)のJリーグ入り内定2人を擁するDF陣は鉄壁で県大会は無失点で突破。今大会も2試合無失点で、99年度大会の市船橋以来となる無失点Vへ、まずは4強入りを目指す。流通経大柏(千葉)は、長崎総合科学大付(長崎)と対戦する。

 屈辱を偉大な記録で晴らす。試合を翌日に控えたこの日、チームは午後から横浜市内で調整。連戦をこなした主力組は軽いメニュー中心も約1時間半、汗を流した。フィードなど、キックの感触を確かめた左サイドバックの渡辺はハード日程も「疲労?大丈夫です」ときっぱりと話した。

 その渡辺も含めたDFラインは鉄壁を誇る。J2新潟入りが決まっている渡辺、G大阪入りが内定している松田を中心に、DFラインは準優勝した昨年と同じメンバー構成。渡辺も「ずっとラインを組んでいるんで信頼関係は強い」と自信を持っている。県大会は4戦無失点で突破。今大会も2回戦で初芝橋本(和歌山)を5―0、3回戦の富山第一(富山)を1―0で撃破。渡辺は「まだ決定的なシュートを打たれていない」と胸を張った。

 目標は昨年の屈辱を晴らす悲願の初V。さらに期待されるのは、99年度大会の市船橋が飾った全試合完封の優勝だ。くしくも、その大会で前橋育英は市船橋と準決勝で対戦。0―0で突入したPK戦の末敗れている。今大会トップの5得点を決めているFW飯島も「前線からの守備やプレスバックなど意思統一ができている」とチーム全体の守備の意識の高さを口にした。

 午前は宿舎で相手の米子北をビデオで研究。過去3校しか達成していない無失点Vは視界に入っているが、渡辺は「もう一度埼スタへと1年間やってきた」とまずは4強へ意気込んだ。

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