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【17年物故者追悼】岡野俊一郎氏 サッカー界初の文化功労者

[ 2017年12月30日 10:30 ]

岡野俊一郎氏
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 岡野俊一郎氏は日本代表のコーチ兼通訳として68年メキシコ五輪銅メダル獲得に貢献した。英語とドイツ語が堪能でドイツ人のクラマー・コーチとチームの橋渡しとなり、69〜71年には日本代表監督も務めた。98〜02年に日本協会会長として、02年W杯日韓大会の成功に尽力。09〜11年に国際オリンピック委員会委員を務めるなどスポーツ界に多大な功績を残した。

 68〜88年には当時、国内唯一のサッカー番組だったテレビ東京(当時東京12チャンネル)の「三菱ダイヤモンドサッカー」に出演した。文京区の教育委員や全国ラジオ体操連盟会長も務め、国民健康増進などの分野でも貢献。12年にはサッカー界から初となる文化功労者に選ばれた。東京・上野にある1873年(明6)創業の和菓子店「岡埜栄泉」の5代目だが、甘い物は苦手だった。2月2日死去、享年85。

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2017年12月30日のニュース