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ハリル監督初タイトル王手!先発7人入れ替え“師匠”中国圧倒

[ 2017年12月13日 05:30 ]

E―1選手権   日本2―1中国 ( 2017年12月12日    味スタ )

<日本・中国>試合後、昌子(左から3人目)を笑顔で出迎えるハリルホジッチ監督(中央)
Photo By スポニチ

 師弟対決に快勝し、ハリルホジッチ監督はご満悦だった。敵将リッピ監督は、フランスでの指導者ライセンス取得の際にチームづくりのノウハウを学んだ恩師。9日の北朝鮮戦から先発7人を入れ替え、シュート数15対4と圧倒した。欧州組を招集できない今大会は国内組を見極める最終テストの舞台。今回のメンバーをB代表と位置づけており「出た選手が皆、良いプレーをしてくれた。A代表に入る選手が何人か出たなという感想を持っている」と収穫を口にした。

 新戦力の発掘と底辺拡大に向けて4日からの合宿では細かく指示を出し続けた。各選手ごとに映像を用意し、コーチ陣がどの選手に何を話すかまで準備。厳しさを前面に出すことが多い指揮官が「能力があるから選んだんだ。君たちの長所を出せばいい」とポジティブに働きかけた。一方で体脂肪率12%超の選手に対するおなじみの説教は継続。アメとムチを使い分け「練習で一番、疲れるのは私。しゃべり続けているので」と笑った。

 注目のW杯メンバー発表は5月の予定。欧州組を招集できる3月の欧州遠征からベストメンバーを選ぶ方針で「23人に入るかどうかは誰にも約束できない。この2カ月でしっかり見て候補を選ばないといけない」と言った。選手の絞り込みに頭を悩ます日々が始まるが、16日には日本代表監督就任後の初タイトルを懸けた日韓戦が待つ。「今大会で韓国が一番強いと思っているが、日本に勝てるかといえば話は別」。17年最終戦での宿命のライバル撃破に自信を見せた。

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2017年12月13日のニュース