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森保ジャパン、19年南米選手権参戦!東京五輪へ最高の腕試し

[ 2017年11月15日 09:45 ]

U―22日本代表の森保監督
Photo By スポニチ

 2020年東京五輪でメダルを目指す森保ジャパンが、19年南米選手権ブラジル大会に出場する可能性が14日、浮上した。日本協会が南米協会から招待国としての参加を打診され、U―22日本代表の派遣を提案した結果、歓迎する旨の返答を得たことが判明。実現すれば南米のA代表と真剣勝負ができ、これ以上ない強化となる。

 南米選手権は、基本的には4年に1回のペースで開催され、19年大会はブラジルがホスト国に決まっている。南米連盟加盟10カ国と、招待国6カ国が出場予定。日本協会は毎回招待候補に挙がりながら、11年アルゼンチン大会を東日本大震災の影響で、15年チリ大会は1月にアジア杯オーストラリア大会があり断念した経緯がある。

 関係者によると、A代表の出場は日程面のハードルが高いことから、日本協会は20年東京五輪を目指す森保ジャパンの派遣を提案。自国開催の五輪を翌年に控えるU―22日本代表への注目度は高まることが確実なことから、放映権料などの収入増が見込める南米協会側も歓迎する意向を示しているという。準備段階を含めた拘束期間は最大で1カ月を超えるため、Jリーグの理解が必要。1クラブ3人以内などの条件をつけることなども視野に入れて、交渉を進めるものとみられる。

 日本の出場が決まればトルシエ監督が指揮した99年パラグアイ大会以来。当時は名波、城、川口らを擁したが、1分け2敗で1次リーグで敗退した。五輪アジア予選を免除される森保ジャパンにとって、南米のA代表との真剣勝負は最高の強化の舞台。スペインやフランスなども招待出場国候補に挙がっているとの情報もある。68年メキシコ五輪以来のメダル獲得に向けた強化プランが実現するか、今後の動向から目が離せない。

 ▽南米選手権 4年に一度の開催が原則で、南米サッカー連盟加盟国10チームに招待国を加えて行われる。93年大会から12チームで争われ、前回16年米国大会は、1916年第1回大会から100年の特別記念大会として16チームに拡大された。日本は99年パラグアイ大会に出場。11年アルゼンチン大会にも招待されていたが、東日本大震災の影響によるJリーグの日程変更などの影響もあり辞退した。大会最多優勝はウルグアイの15回。前回はチリが優勝した。

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2017年11月15日のニュース