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次も決める!U17久保“グリエズマン2世”との対決に闘争心

[ 2017年10月10日 05:30 ]

U―17W杯インド大会

ホンジュラス戦で大会初ゴールを決めたU―17代表の久保
Photo By スポニチ

 8日の1次リーグE組初戦となるホンジュラス戦で6―1と圧勝したU―17日本代表は9日、リカバリーに努めた。日本と同じく勝ち点3で首位に立つフランスとは、11日に対戦予定。世界大会初ゴールを含む4得点に絡む活躍を見せたFW久保建英(16=FC東京U―18)を警戒する強豪を相手に、“和製メッシ”は必勝を誓った。

 初戦から一夜明けた9日、試合に出場した選手は練習に参加せず、宿舎でリカバリーのメニューをこなした。11日に行われる第2戦の相手はニューカレドニアに7―1で圧勝したフランス。初戦からフル出場した久保は「次の試合に勝った方が、首位突破する感じがする。次も自分たちは勝つつもりでやる」と決勝トーナメントを見据え、頭を切り替えた。

 最高のスタートを切った。前半22分に右CKをMF中村にピンポイントで合わせ、先制点をアシスト。3―1の同45分には左サイドからボールを受け、左足でニア上を豪快に打ち抜き今大会初得点を挙げるなど4点に絡む大車輪の活躍だった。「正直、肩の荷が下りた。決めるべきところを決められた」。背番号7をつける天才は納得の表情を見せた。

 次戦は世代屈指の若き才能が激突する。フランスのエースFWアミネ・ゴウイリ(17)は名門リヨンのトップチームに所属し、今大会の予選を兼ねたU―17欧州選手権で得点王に輝いた逸材。初戦でも2得点1アシストと爆発した。

 同国No・1ストライカーを引き合いに“グリエズマン2世”と呼び声高いFWは、久保の存在を意識している。U―20W杯韓国大会に飛び級で出場し、その初戦でアシストをマークした情報も入手済みで「非常に俊敏でボールをキープしてチャンスをつくり出す。彼をうまく抑えて、日本を倒す」と対抗心をむき出しにした。

 フランスとはU―15時代の15年10月に対戦し、3―2で競り勝った。そこで1点を挙げた久保は「過信せず自信を持って力を出したい」と足元を見つめ直した。ライバルとの直接対決は目標としている優勝に向け、試金石となる。

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2017年10月10日のニュース