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杉本“背水チャンス”つかむ!ハイチ戦でA代表初スタメン濃厚

[ 2017年10月10日 05:30 ]

国際親善試合   日本―ハイチ ( 2017年10月10日    日産ス )

練習で軽快な動きを見せる(左から)杉本、乾、酒井高
Photo By スポニチ

 日本代表は10日、親善試合ハイチ戦(日産)を行う。バヒド・ハリルホジッチ監督(65)が大幅な先発メンバー変更を明言する中、A代表初スタメンが濃厚なFW杉本健勇(24=C大阪)は“最初で最後のチャンス”に懸ける決意。W杯ロシア大会まで残り8カ月で、一発逆転のメンバー入りを狙う。 予想スタメン

 荒ぶる心を抑えようとしても抑え切れていなかった。冒頭15分だけ公開された最終調整。複数の関係者によると杉本は2日続けて主力組で試されたもようだ。代表3試合目にして、ついに巡ってきた初先発のチャンス。2試合連続不発のストライカーは、強気な発言で自らを奮い立たせた。

 「最初からは出ていない。先発で出られれば、ちょっと違う」

 11年にC大阪でデビューしてから7年。J1とJ2合わせてリーグ52得点を挙げているが、途中出場試合の得点率は10・1%。対して先発での得点率は32・6%と跳ね上がる。今季J1で挙げた16得点は全て先発でのもの。重ねた実績が自信となっている。

 ハリルホジッチ監督は来年3月の国際親善試合をめどに「最終的な(W杯ロシア大会代表)チームを決めたい」との方針を明言。「13〜15人はしっかりプレーしてほしい選手がいる」と中核メンバーが固まっていることも示唆した。

 1トップのポジションは2枠の可能性が高く、当確の大迫を除けば岡崎(レスター)や金崎(鹿島)ら強力なライバルもいる。ハイチ戦で結果を残せなければサバイバルから一歩後退するのは必至で「危機感?もちろんある。結果を残さなければ、この中に残っていけない」と気合を入れた。

 見据えるのは14年W杯ブラジル大会の柿谷、山口と同じ道。2人ともW杯開幕まで1年を切った時点で初招集され、逆転で滑り込んだ。杉本は「僕も(2人と)同じ状況」と笑みを浮かべ「同じことになるかは分からないけど、まずはしっかり残っていけるようにしたい」と力を込めた。残されたロシア行き切符は多くても10枚。1枚を必死でつかみにいく。

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2017年10月10日のニュース