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倉田 主力組抜てき!夢のロシア切符は「自分次第で手が届く」

[ 2017年10月9日 05:30 ]

国際親善試合   日本―ハイチ ( 2017年10月10日    日産ス )

練習で軽快なボールさばきを見せる倉田(右)
Photo By スポニチ

 日本代表は8日、親善試合ハイチ戦(10日、日産ス)へ向け、横浜市内で練習を行った。非公開で行われた紅白戦では、主力組にMF倉田秋(28=G大阪)やFW杉本健勇(24=C大阪)らを抜てき。6日の親善試合ニュージーランド戦から先発9人を入れ替える布陣で臨むことが濃厚となった。 日本代表メンバー  日程&結果

 6日のニュージーランド戦に途中出場し、A代表初得点を決めた倉田に最大のチャンスが訪れた。複数の関係者によると、紅白戦では主力組のインサイドMFでプレーしたもよう。スタメンとなれば、15年8月5日の東アジア杯・韓国戦以来となり、海外組を含むフルメンバーで起用されるのは初めてとなる。

 「もっと長い時間出たい。もっと自分のプレーを見せたい。90分間出場して初めて貢献できるし、アピールできたと思っている」

 浮かれる様子は全くない。すでにハイチ戦の“予習”も始めている。ハイチと中国との親善試合が中止となったため、7日のミーティングは映像なしで行われた。海外組には事前に対戦国の分析DVDが配布されているが、国内組の倉田にはなかったため、自分でユーチューブの動画を使って情報収集した。16年6月8日の南米選手権ブラジル―ハイチの映像を見て「身体能力が高いとは思いました。チームでしっかり守ることが大事やし、自分はチームを加速させられれば良い」。2戦連続のゴールは当然のことながら、チーム内でいかに機能するかにも意識を強めた。

 「W杯出場は夢の世界だった。今まで自分は全く代表に絡んでこなかったので。でも今は自分次第で手が届く位置にある」

 28歳。年齢的にもロシアW杯は最初で最後のチャンスになる可能性が高い。1年7カ月ぶりに代表復帰した3月時は「1試合でも出られれば良い」と控えめに話していたが、今は違う。貪欲な姿勢でロシア行き切符をつかみ取りにいく。

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2017年10月9日のニュース