Ｕ１７　世界の頂点へ６発大勝発進！久保は４得点絡む活躍

＜日本・ホンジュラス＞前半、ゴールを決めるＵ―１７日本代表ＦＷ久保（手前）
Photo By スポニチ

　Ｕ―１７日本代表は８日、１次リーグ初戦のホンジュラス戦に臨み、６―１で勝利した。２トップの一角で先発した注目のＦＷ久保建英（１６＝ＦＣ東京Ｕ―１８）は１ゴール１アシストを含む４得点に絡む活躍で白星発進に貢献した。

　完璧に崩した。３―１の前半４５分、左サイドに流れた久保は浮き球のパスに反応。最終ラインの裏を抜けてボールを受け、左足で思い切りニアサイドの上部をぶち抜いた。華麗な“世界初得点”だけでなく、同２２分には右ＣＫを蹴り、ＭＦ中村の先制点をアシスト。同３０分にもループパスで２点目の起点となった。「出るからには優勝したい。１次リーグが大事」。目の前の一戦に集中した結果の活躍だった。

　大舞台を楽しむ余裕もあった。今年５月のＵ―２０Ｗ杯に今大会のメンバーの中で唯一、出場。Ｕ―１７世代に再合流した８月のチェコ遠征では、その経験をチーム全員の前で伝えた。南米やアフリカなど過酷な海外遠征を積んできたチームに、一足早く世界のピッチを踏んだ久保の個性が融合。中村がハットトリックをマークするなど初戦から実力を遺憾なく発揮した。過去最高の８強超え、そして、目標の頂点へ。２０００年以降に生まれたメンバーで構成された通称「００ジャパン」の戦いが始まった。

　▼Ｕ―１７森山監督　思ってもいなかった点差がつきましたけど、選手はよく頑張ってくれました。（中村は）得点力のある選手なのでいい形で点を取れて、本人も手応えをつかんだんじゃないでしょうか。