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W杯最終予選直前、ピッチに散らばったサウジ選手の行動が話題

[ 2017年6月8日 23:23 ]

 8日にオーストラリア・アデレードで行われたW杯アジア最終予選B組のオーストラリア―サウジアラビア戦で、サウジアラビア代表選手の行動が話題となった。

 キックオフ直前、3日に英ロンドンの中心部ロンドン橋などで起きたテロ事件の犠牲者に、1分間の黙とうがささげられた。オーストラリア代表の選手は一列に並んで肩を組んで黙とう。サウジアラビア選手はピッチ中央には集まらず各自がピッチに散らばった。

 黙とうを拒否したように見えるサウジアラビア代表の行動に対し、テロで犠牲者が出たオーストラリアの地元観客からは非難のブーイングが飛んだ。ネット上でも非難の声が上がった一方で、文化の違いによる誤解との指摘もあった。英紙デーリー・メール(電子版)によると、オーストラリア協会関係者が事前に黙とうを行うことを伝えた際に、サウジアラビア側からはセレモニーを行うことへの合意は得たものの、サウジアラビアには黙とうの文化がないため参加しないと言われたという。

 試合はオーストラリアが3―2で勝利した。

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2017年6月8日のニュース