×

久保、別格弾!5・3J1デビューへ説得力十分 U20内山監督「十分やれる」

[ 2017年4月24日 05:30 ]

高円宮杯U―18プレミアリーグ・東地区第3節   FC東京U―18 2―1市船橋 ( 2017年4月23日 )

<FC東京U−18・市立船橋>前半23分 先制ゴールを決めドヤ顔のFC東京U−18・久保
Photo By スポニチ

 もはや別次元だ。FC東京U―18に所属するU―20日本代表候補のFW久保建英(15)は23日、高円宮杯U―18プレミアリーグ・東地区第3節の市船橋(千葉)戦に先発出場し、1ゴールを挙げて、2―1の勝利に貢献した。結果、内容とも存在感を示し、視察したU―20日本代表の内山篤監督(57)も絶賛の嵐。5月3日のルヴァン杯札幌戦(味スタ)でのトップチームデビューに太鼓判を押した。

 高校1年生とは思えない判断力と技術だった。0―0の前半23分、味方のドリブルからのこぼれ球をペナルティーエリア内左寄りで拾った久保は1タッチ目で左へと振って、DF3人を置き去りにした。後は利き足の左足を気持ちよく振り抜くだけだった。「(味方が)中に切れ込んで密集からボールがこぼれてくるのが分かった。DFより早く反応できたことがゴールにつながった」。チームは直後に追いつかれたが、前半39分に勝ち越しに成功。久保は後半45分までプレーした。

 Jクラブユース、有力高の全20チームが集う高校生年代の最高峰がプレミアリーグ。市船橋も言わずと知れた名門で、昨年の高校総体王者だ。国内のエリートたちとの対戦でも、久保はいとも簡単にドリブルでDFを抜き去り、視野の広いパスを何度も通した。U―20代表の内山監督は「ここでやるプレーヤーじゃない。上でやった方がいい。十分やれる」と強調した。5月20日に開幕するU―20W杯韓国大会のメンバー入りは有力。5月3日のルヴァン杯でのトップチームデビューについても「そういうレベルでやった方が成長度が高い」と話した。

 今月15日には15歳10カ月11日のJリーグ史上最年少ゴールを決めたばかり。「勝利できたのはプラスになった」。名門バルセロナ出身の天才ドリブラーは、想像の先を行く。

続きを表示

この記事のフォト

2017年4月24日のニュース