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元FC東京GK榎本がブラインドサッカーの日本代表強化選手に

[ 2017年4月11日 14:19 ]

 NPO法人日本ブラインドサッカー協会が11日、日本代表強化指定選手を発表。昨季節までJ1のFC東京でGKとしてプレーし、今季からFC東京のアカデミー(育成部門)コーチを務める榎本達也(38)が選出された。榎本は15日から16日に千葉県で行われる強化合宿に参加する。

 東京都練馬区出身の榎本は、浦和学院高から1994年に横浜入り。2003、04年と横浜で2度のリーグ戦年間王者を経験、優勝した01年のナビスコ杯(現YBCルヴァン杯)ではMVPにも輝いた。07年に神戸、11年に徳島、13年には栃木へと移籍し、15年からFC東京でプレーしたが、16年限りで現役を引退していた。

 リーグ戦通算成績はJ1が223試合、J2が60試合、J3では7試合に出場。昨季はJ1リーグ戦出場はなく、FC東京U―23チームのオーバーエージ枠でJ3リーグ戦7試合に出場していた。A代表経験はないが、日本がMF小野伸二(現札幌)らを擁して準優勝した99年の世界ユース選手権(現U―20ワールドカップ)ナイジェリア大会ではメンバーに選出されていた。

 榎本はクラブを通じ、コメントを発表。「今季からFC東京アカデミーのコーチとして活動している中で、今回強化指定選手というお話をいただき、大変光栄に思います。ブラインドサッカーという新しい挑戦ではありますが、自分の持っている力を最大限発揮し、東京2020パラリンピックのメダル獲得に貢献できるよう全力で頑張っていきたいと思います」と意気込んでいる。

 ブラインドサッカーでは、GKは視覚障害のない選手が務めることができる。

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2017年4月11日のニュース