名将スコラーリ監督、川崎Ｆ撃破に自信　古巣にも言及「ジュビロの方々に感謝の意を」

会見する広州恒大のフェリペ・スコラ−リ監督
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広州恒大（中国）のブラジル人指揮官、フェリペ・スコラーリ監督（６８）が、１２日にＡＣＬで対戦する川崎Ｆ撃破に自信をのぞかせた。

　２００２年Ｗ杯日韓大会で母国を頂点へと導いた名将は「この試合はわれわれにとっても重要な位置づけ」とし、「試合は終盤に入るにつれ激しくなるだろう。勝てるプランは用意されている。勝つイマジネーションは頭の中にすでに描かれている」と落ち着いた表情で語った。

　また、かつて磐田を率いたことのある名将は、「私が日本に来るのは久しぶり。この場を借りてジュビロの方々に感謝の意を述べたい」と自ら切り出し、「古き良き友。あすはその古き良き友も思いながら試合に臨みたい」と１９９７年に率いた古巣への思いを口にした。

　さらに日本サッカーと中国サッカーの比較についても言及。「日本サッカーが確実に成長している。それは明らかなこと。いま中国で指揮を執っていて、日本の黎明期（れいめいき）を見ているようだ。中国サッカーが日本サッカーに追いつくには５年、８年、１０年といった長いスパンで考える必要がある」と話した。