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磐田MF松本昌也 豊富な経験で俊輔以上の輝きを

[ 2017年2月9日 09:40 ]

練習試合で競り合う磐田MF松本
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 元日本代表MF中村俊輔の加入で注目を集める磐田だが、若手の即戦力獲得にも成功した。MF松本昌也は高い技術で攻撃の起点となるボランチ。対外試合では2戦連発を記録するなど、連動性のあるパスワークからゴールに迫る今季の戦術にフィットし始めた。「得点できたことは自信になる。名波監督のやりたいサッカーが分かってきた」と手応えを口にする。

 13年に当時J1だった地元の大分に入団。J3だった昨季はチーム日本人初の背番号10を背負い、副将も務めた。「重圧よりも、チームやサポーターの期待に応えたかった」。シーズン終盤に右太腿裏肉離れの故障はあったものの、1年でのJ2復帰に貢献した。昨年末に磐田から正式オファーが届くと、「大分は自分を成長させてくれた場所」と悩んだ末、初の移籍を決めた。先月25日に22歳になったばかりだが、すでにJ1、J2、J3を経験。“Jリーグを知り尽くす男”は「自分は一番下まで経験している。今度は一番上で活躍したい」と自身4年ぶりのJ1に向けて気持ちを高める。

 中村俊も加わり、中盤定位置争いは激しさを増した。「俊輔さん、松井(大輔)さんは憧れの存在」と敬意を払いつつ「負けたくない。レギュラーを獲れるように頑張りたい」ときっぱり。背番号14が天才レフティーに負けない輝きを放つ。(馬渡 雄介)

 ▼松本 昌也(まつもと・まさや)1995年(平7)1月25日、大分県中津市生まれの22歳。和田SCでサッカーを始め、07年にJFAアカデミー福島入団。練習参加を経て13年に大分に加入し、同年4月13日の鹿島戦でJ1初出場。J1通算9試合1得点。J2通算60試合3得点。J3通算28試合1得点。U―15日本代表を皮切りに各年代代表選出。11年にU―17W杯メキシコ大会に出場した。1メートル75、70キロ。利き足は右。血液型B。

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2017年2月9日のニュース