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カズ、50歳誕生日開幕先発あるぞ!!練習試合で主力組スタメン

[ 2017年2月9日 05:30 ]

練習試合   J2横浜FC1―2C大阪 ( 2017年2月8日    宮崎シーガイア )

<横浜FC・C大阪>ボールキープする横浜FCカズ(左はC大阪・清武)
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 J2横浜FCの三浦知良(49)が26日のJ2松本戦で2年ぶりに開幕スタメンに名を連ねる可能性が高くなった。宮崎合宿15日目となった8日、C大阪との練習試合では、両軍とも主力組をそろえた2戦目に先発。スペイン1部セビリアからの復帰戦となった日本代表MF清武弘嗣(27)と競り合うなど攻守にハードワークを見せ0―0と互角の戦いを演じた。J2開幕の26日はカズの50歳のバースデー。まさに新たな伝説が誕生する一日となる。

 カズの存在感は清武をも圧倒した。C大阪との練習試合で主力組の一人として先発。朝から地元ラジオでも“キング・カズVS清武”と注目され、100人近い報道陣が詰めかける中、攻守にハードワークで互角の戦いを演じた。4日の鹿島戦(1―0)に続き、J1勢との試合は2戦連続で先発。しかも、強豪相手に1勝1分けと好内容だ。2年ぶりの開幕スタメンは当確と言っていい。

 カズは「守備の部分は手応えがある。攻撃はもっと意思疎通できないといけない」と冷静だ。むしろ清武の言葉にキングの神髄は凝縮される。「凄い走ってたし、引っ張っていた。学ばないといけない」。日頃からメールで激励を受け、移籍を決断した時も真っ先に連絡した。同じピッチに立ち、改めてカズの姿に感服した。C大阪の大熊清チーム統括部長(52)は「神に見えた!」とうなった。

 当初、60〜70分の予定だった出場時間は45分に短縮。前半の早い段階で相手選手と接触し左親指を負傷、スパイクに穴が空くほどの衝撃で出血と腫れが出たからだ。それでも2・26開幕戦に影響はない。「腫れが引けば今日やれなかった分、FC今治との試合に出られれば」と語った。早ければ岡田武史氏がオーナーを務めるFC今治戦(11日)で復帰する予定だ。

 試合後にはC大阪の清武、柿谷を引き連れ、カメラマンの前に直行。「Jリーグを盛り上げるためだから」と肩を組み、サービスショットを披露した。サッカーの発展を願う、まさにキングたるゆえんの行動だ。清武とは落ち着いたら食事会の開催も約束。充実した時間を過ごした。50歳での開幕先発へ。「ゴール前で仕事をする時間を増やしたいね」とカズ。2・26松本戦は新たなキングストーリーが幕を開ける。

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