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柿谷 17年初ゴール!「明るく、楽しく、厳しくできている」

[ 2017年2月5日 11:04 ]

練習試合で山口(左)にパスを出す柿谷
Photo By スポニチ

 宮崎キャンプ中のC大阪は4日、全日本大学選抜と練習試合(40分×4)を行い、2―1で勝利した。主力組が出場した3、4本目にはFW柿谷曜一朗(27)が2トップの一角に入り、4本目の30分に左足でゴールを決め“今季1号”をマーク。徐々に状態が上がっていることを証明した。6日からは日本代表MF清武弘嗣(27)も練習に参加する予定で、開幕に向けてチーム力を高めていく。

 新たなシーズンの開幕に向けて、エースが南国宮崎で一歩目を踏み出した。C大阪にとっては今キャンプ最初の練習試合となった全日本大学選抜戦。主力組が出場した3、4本目で2トップの一角に入った柿谷は、連係を確認しながらプレー。迎えた4本目の30分、日本代表MF山口、DF松田とつないだボールにゴール前で反応し、左足ダイレクトで“今季1号”を決めた。

 「結果もそうだけど、暖かいところで(練習を)できれば良い準備ができる。明るく、楽しく、厳しくできている」

 尹晶煥(ユンジョンファン)新監督のもと、細かいポジショニングなど、守備戦術の構築から取り組んできた今季。その上で、攻撃力の向上を今回の宮崎キャンプでは求められている。まだまだ課題は多いが、新加入のDFヨニッチやMF水沼らと呼吸を合わせ、チームとしても個人としても徐々に状態を上げてきた。

 1月12日に始動してからこの日まで、24日間でオフはわずか2日しかなく、疲れはピークに達しつつある。だが、厳しい練習を乗り越える中で手応えをつかんでいることも確かだ。あす6日からは、スペイン1部セビリアから完全移籍で加わった清武も練習に参加。J2徳島からC大阪に復帰した12年の前半戦、そしてW杯ブラジル大会でも一緒に戦った。

 「(清武加入で)チーム力のアップにつながるし、しっかり合わせていきたい。僕らもキャンプで積み上げているし、全員が良い意味で成長できれば」

 3年ぶりに戦うJ1ながら、清武の加入もあって注目度の高いC大阪。2年連続で主将を担う背番号8が、今季もチームの先頭に立つ。

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2017年2月5日のニュース