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オランダ移籍の小林祐希「W杯優勝」涙で誓う「名波浩の背中を追いかけたい」

[ 2016年8月13日 21:44 ]

涙ながらにあいさつする磐田のMF小林

明治安田生命J1第2S第8節第1日 磐田0―2G大阪

(8月13日 エコパ)
 オランダ1部ヘーレンフェインへ完全移籍する日本代表MF小林祐希(24)が13日、磐田でのラストマッチとなるG大阪戦(エコパ)にキャプテンマークを巻いてフル出場。試合後に行われたセレモニーでは、涙ながらにワールドカップ(W杯)優勝という大きな目標を掲げた。

 セレモニーでは音が入っているか確認するようにマイクをポンポンと叩き「皆さん、お疲れさまでした」と切り出した小林。まずは「ジュビロサポーターの皆さん、後半戦まだ1勝もできていなくて本当にふがいない結果で申し訳ないです」と8戦勝ちなしの3連敗という結果を謝罪すると、続いて「ガンバ大阪のサポーターの皆さん、遠くからありがとうございます。最高の雰囲気で試合ができました」と相手サポーターにも感謝の言葉を送った。

 そして、「人生っていうのはそんなにうまくいかない。勝ってカッコ良くいきたかったんですけど、また負けてしまって本当に悔しいです」と話すと、徐々に鼻をすすり始め、「ジュビロで4年間プレーして、昇格も降格も両方経験して、皆の力で代表にも連れて行ってもらって、そして海外へ。本当に感謝しています」と涙ながらに胸中を吐露。「支えてくれた多くの方々に、また成長した姿を見せられるように、海外で戦って、日の丸を背負ってワールドカップで優勝したいです」と今後の大きな目標を口にした。

 「これからもジュビロの戦いは続くので、僕もジュビロのサポーターの一員として応援していますし、名波浩という監督の背中をいつまでも追いかけていきたいなと思っているので、サポーターの皆さんも最後まで応援よろしくお願いします。本当にありがとうございました」。そう話して深々と頭を下げた小林は号泣。母・ゆかりさん、妹・みらのさんから花束を受け取るとさらに涙があふれた。チームメートからは背番号と同じ4回、胴上げされた小林。強烈な個性と左足を武器に、いよいよ初の海外挑戦が始まる。

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2016年8月13日のニュース