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C・ロナウド負傷交代乗り越え…ポルトガル、悲願の欧州初制覇

[ 2016年7月11日 07:44 ]

欧州選手権初優勝を果たし、トロフィーを掲げるポルトガルのC・ロナウド(AP)

 サッカーの欧州選手権決勝が10日(日本時間11日)、フランス・パリ郊外サンドニのスタッド・ド・フランスで行われ、ポルトガルが延長戦の末に開催国フランスを1―0で破り、初優勝を果たした。ポルトガルは主要国際大会で初のタイトル獲得。前半途中でエースのFWクリスティアーノ・ロナウドが負傷交代するアクシデントを乗り越えての悲願達成となった。

 序盤から主導権を握られたポルトガルは前半8分、C・ロナウドが相手MFパイエのタックルを左膝に受けて負傷。テーピングを巻いてプレーを続けていたが同25分に自ら交代を要求し、目に涙を浮かべて担架に乗せられてピッチを後にした。

 その後もグリーズマン、ポグバらフランスが猛攻を仕掛けるも、ポルトガルがGKルイ・パトリシオを中心とした堅守でしのぐ展開が続き、試合は0―0のまま延長戦に突入。すると延長後半4分、ポルトガルは途中出場のFWエデルが左サイドからドリブルで中央に切り込むと、右足で先制点をゴール左隅に決め、ついに試合の均衡を破った。

 3度目の優勝を狙うフランスは直後にマルシャルを投入して反撃を狙ったが、1点が奪えないまま試合終了のホイッスル。ポルトガルがついにタイトルを手にし、C・ロナウドは優勝トロフィーを掲げて喜びを爆発させた。

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