Ｇ大阪“宇佐美ロス”払拭キーマンが連勝導く！ＭＦ大森「ここから」

　９日に仙台戦（吹田Ｓ）を控えるＧ大阪は８日、吹田市内の練習場で非公開調整を行った。

　２連勝へ期待が高まるのはＭＦ大森晃太郎（２４）だ。逆転勝利を収めた第２ステージ
開幕・鹿島戦で前半２６分に同点弾。勢いを付けるだけではなく、懸念されていた“宇佐美ロス”をも吹き飛ばした。

　昨年は国内組で選定された日本代表の東アジア杯予備登録メンバー入りを果たすなど躍進したが、今季はＦＷアデミウソンやＭＦ藤本の加入などで出場機会が激減。同い年の日本代表ＦＷ宇佐美貴史がドイツ１部アウクスブルクへ完全移籍したことを受け、鹿島戦はリーグ１５試合ぶりの先発出場となった。「まだ１試合勝っただけ。ここからです」と大森自身は気を引き締めたが、ＤＦ丹羽が「攻撃だけではなく守備での晃太郎の献身性はチームにとってプラス」と賞賛。宇佐美とは違った良さで、チームを活性化させた。

　鹿島戦後には宇佐美からも“祝福？”を受けた。チーム内で共有するＬＩＮＥのグループ内で「祝杯あげようや。バイエルン集合。あの交差点で待ち合わせ」と届いたという。「行けるわけないし、それ（交差点）どこなん？」と大森も苦笑。ただ中学時代からのライバルのエールは刺激になったはずだ。「まだ１試合勝っただけなんで。ここから。得点を決めることができれば嬉しいけど、まずはチームが勝てば良い」。気を引き締め、２連勝＆２連発を見据えた。