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孤軍奮闘ベイル「出し切った」 ウェールズ強烈な印象残し散る 

[ 2016年7月8日 05:30 ]

ベイル(左)と握手するロナウド(AP)

欧州選手権決勝トーナメント準決勝 ウェールズ0―2ポルトガル

(7月7日 リヨン)
 ウェールズの快進撃が止まった。Rマドリードで同僚のC・ロナウドとのエース対決が注目された、FWベイルは孤軍奮闘した。

 司令塔のMFラムジー、DFデイビスの主力2人を出場停止で欠く中、前半23分に独走ドリブルからシュート。後半32分、35分にも強烈なミドルと計5本のシュートを放った。最後まで諦めない姿勢を貫き「持てる全ては出し切った。思い残すことはない。自分たちを誇りに思わなくては」。試合後にロナウドと健闘を称え合う姿は爽やかだった。

 過去唯一の主要国際大会出場だった58年W杯の8強を上回り、初出場でチームの歴史を塗り替えた。イングランド代表の次期監督候補に名前が挙がるなど、手腕が高く評価されたオニール監督は「事前の予想をはるかに超えた大会になった。また勝利への飢餓感を持って、次の戦いに臨みたい」と9月に始まるW杯ロシア大会の予選を見据えた。

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2016年7月8日のニュース