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宇佐美「本当に幸せだった」涙のラストマッチ 独アウクス移籍

[ 2016年6月26日 05:30 ]

<G大阪・名古屋>イレブンに胴上げされる宇佐美

明治安田生命J1第1ステージ最終節 G大阪3―3名古屋

(6月25日 吹田S)
 G大阪はホームで名古屋と引き分け、この試合を最後にアウクスブルクへ移籍するFW宇佐美貴史(24)のラストマッチを勝利で飾れなかった。

 あふれ出た涙は感謝の気持ちと申し訳なさからだった。ドイツ1部アウクスブルク移籍が決定し、ガンバで最終戦となったFW宇佐美は無得点。チームも引き分けで有終の美は飾れなかった。

 「もっともっとできたと思う。あそこで決めきる力がないといけない。だからこそ向こう(ドイツ)に行くんだし、一歩一歩進んでいきたい」

 左サイドから放った前半44分のシュートはわずかにゴール右。後半6分には中央突破から右足でコースを狙うもGK楢崎のセーブに阻まれた。同35分の左足シュートも枠外。4戦連発締めとはいかず、4季ぶりのドイツ挑戦ではチームを勝たせられる選手に成長するとあらためて誓った。

 セレモニーでは、「この3年間は今までの人生で一番思い入れが深い」と失意のドイツ2年間を経て日本代表の常連にまでなった時間を振り返り、大粒の涙を流した。場内を一周し、最後はチームメートから胴上げ3回。「2回目(のドイツ)は粘り強く地べたにはいつくばっても助けられることがないような成長をしたい。またピークの時に(G大阪へ)帰ってきたい」。ラストマッチで決めきれなかった得点は、さらなる成長への糧にする。

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