×

浦和 2点差逆転!槙野2発&李V弾で6戦ぶり白星

[ 2016年6月23日 05:30 ]

FC東京に勝利し笑顔を見せる浦和・槙野(左)と李

明治安田生命J1第1S第13節最終日 浦和3―2FC東京

(6月22日 埼玉)
 浦和がFC東京に3―2で逆転勝ちし、勝ち点を30として3位が確定した。前半に2失点したが、後半にDF槙野智章(29)が2点を挙げ、FW李忠成(30)も決めて連敗を3で止めた。FC東京は勝ち点20のままで11位。勝ち点36の鹿島が首位、1差の川崎Fが2位で迎える最終節は25日に行われる。

 3連敗中の浦和が、起死回生の逆転劇を見せた。前半に2点を失ったが、後半に急転直下のドラマが待っていた。21分に興梠の右クロスを槙野が頭で合わせ、27分に再び興梠からのパスを受けた槙野が左隅へ同点のミドル弾をぶち込んだ。今季初ゴールを含む2得点で息を吹き返すと、33分には阿部のシュートがバーを叩き、そのはね返りを李が右胸でねじ込み、勝ち越しに成功した。

 5月8日の大宮戦以来、6試合ぶりとなる白星。「“DFW”(DF&FW)と自分で言うくらいですからね」と槙野は胸を張り、李も「ああいうところで決めるのが自分」と強気に振り返った。

 前節の広島戦で敗れ第1ステージ優勝が消滅。21日には阿部主将が選手全員の前で「もう一回チームとしてやっていこう」と語り掛け、公式サイト上には淵田社長がペトロヴィッチ監督を支持する異例の声明がアップされた。「結果を出して流れを振り払いたかった」とチームの思いを代弁した槙野は「もう一度、ここからはい上がる」と前を見据えた。最大の目標である年間王者へ向け、浦和が息を吹き返した。

 ≪2点差逆転勝利はクラブ史上2度目≫浦和が2点ビハインドから後半の3ゴールでFC東京に逆転勝ち。浦和の2点差以上の逆転勝利は13年第21節(8月17日)大分戦で0―3から4点を奪い勝利して以来。他に2点差以上の逆転勝ちは94年に延長戦での2点差逆転勝ちはあるが、90分内では意外なことにクラブ史上2度目のことだ。また、ホームでのFC東京戦は04年から10勝2分けと不敗を継続(11年はFC東京がJ2所属で対戦なし)。

続きを表示

この記事のフォト

2016年6月23日のニュース