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スペイン3発快勝で16強進出 発煙筒投げ込まれたクロアチアは失格も!?

[ 2016年6月18日 12:43 ]

クロアチアサポーターの投げ込んだ発煙筒で試合が中断した欧州選手権クロアチア対チェコ(AP)

欧州選手権1次リーグD組

(6月17日)
 欧州選手権第8日は17日、フランスのニースなどで1次リーグが行われ、D組はスペインが3―0でトルコを下し、2連勝で16強による決勝トーナメント進出を決めた。クロアチアとチェコが2―2で引き分けた試合では、クロアチアサポーターが発炎筒を投げ込み、一時中断する場面があり、クロアチアには欧州サッカー連盟(UEFA)からの厳しい処分の可能性も浮上。

 試合開始から攻勢をかけるスペインは前半34分、FWノリートの左クロスにFWモラタが頭で合わせて先制。さらに3分後には、MFセスクの裏を狙った浮き球のパスを相手DFがクリアしきれず、そのボールに反応したノリートが冷静に決めて加点。

 前半を2点リードで折り返すと、後半3分MFイニエスタのスルーパスに抜けたDFアルバが、中央に折り返すとモラタが流し込んで3点目が決まる。その後は得点こそ決まらなかったが、スペインがボールを支配して、トルコに反撃を許さずに完勝。史上最多4度目の優勝を目指すスペインは、順当に1次リーグ突破を果たした。

 D組のもう1試合はクロアチアとチェコが2―2で引き分けた。クロアチアが前半37分FWペリシッチと後半14分MFラキティッチのゴールで2点をリード。しかし、直後にMFモドリッチが負傷交代すると流れが変わり、後半30分MFシュコダに頭で決められて1点差とされる。

 同40分クロアチアのサポーターのいる観客席から発炎筒が投げ込まれ、試合が中断。5分後に再開されるが、後半ロスタイムにクロアチアDFビダのハンドでPKを与えてしまう。PKをFWネチドに決められて、試合は2―2の引き分けで終了した。

 クロアチアは痛恨のドローも勝ち点を4に伸ばした。しかし、最終節はスペイン戦で厳しい状況。さらに、サポーターが発炎筒を投げ込み、爆発した爆竹が大会関係者に直撃する場面もあったため、UEFAから失格などの厳しい処分の可能性も出てきた。

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