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川崎F まさかのドローに崩れ落ちる大久保&小林 風間監督「逆転できると…」

[ 2016年6月18日 21:49 ]

<福岡・川崎F>前半、オーバーヘッドでゴールを狙う川崎・大久保だったがヒットせず

明治安田生命J1第1S第16節 川崎F2―2福岡

(6月18日 レベスタ)
 敵地で初のステージ優勝を決めるはずが、最下位・福岡とドローに終わり、まさかの自力V消滅。試合終了の笛が鳴った瞬間、ともにゴールを決めたFW大久保嘉人(34)とFW小林悠(28)はピッチに仰向けに倒れ込み、2点に絡んだMF大島僚太(23)は大量に噴き出した額の汗をしきりにぬぐった。「もったいない」。風間八宏監督(54)が必死に笑顔をつくりながら話す姿に、川崎Fが陥った事態の深刻さがにじんだ。

 まさかの連続だった。福岡に勝ち、2位の鹿島が神戸に敗れれば、最終節の1試合を残して初のステージ優勝が決まるはずだった。だが、腰や背中に痛みを訴えた大黒柱のMF中村憲剛(35)が大一番を欠場。前節まで4試合勝ちがない最下位の福岡に対し、前半9分、15分と立て続けにゴールを決められる苦しい立ち上がりとなった。前半終了間際の42分、大島のスルーパスを小林が左足ループで決めて1点を返すと、後半28分には大島が得たPKを大久保が決めて同点。2点差を追いつく粘りを見せた。だが、逆転することはできず、神戸に2―1で勝った鹿島に首位の座を取って代わられる形となった。

 「きょうは入らないのか、決めないのか。そのへんが非常にもったいなかった」と相手の8本を上回る14本のシュートを放ちながらドローに終わった1戦を悔やんだ風間監督。「サッカーというのは色々なアクシデントはある」と振り返りつつ「でも、後半逆転できると思っていた」と悔やんだ。

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2016年6月18日のニュース