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なでしこ、4大会連続五輪ピンチ!岩渕先制弾も…韓国に痛恨ドロー

[ 2016年3月2日 21:27 ]

<日本・韓国>前半、シュートを放つ横山(左)

リオデジャネイロ五輪アジア最終予選第2戦 日本1―1韓国

(3月2日 金鳥スタ)
 女子サッカーのリオデジャネイロ五輪アジア最終予選第2戦は2日、大阪市内で行われ、黒星発進のなでしこジャパンは中1日で韓国と対戦。後半39分、途中出場のFW岩渕真奈(22=バイエルンM)のゴールで先制したが、直後に追いつかれて1-1のドローに終わった。勝ち点を1としたものの、4大会連続のリオ切符う狙うなでしこが、いよいよピンチに立たされた。

 第1戦のオーストラリア戦を1-3で落とし、4年連続五輪出場へ早くも黄色信号がともったなでしこジャパン。もはや1敗も許されない中、この日は初戦から先発メンバーを6人変更。GKには初戦で3失点した山根に代わり福元を起用。 2トップには“女メッシ”こと最年少の横山が抜てきされた。

 立ち上がりから積極的に攻撃を展開。前半1分に横山がミドルシュート、同4分には横山のミドルがクロスバーを直撃すると、詰めたFW大儀見がヘッド。その後も押し込み、同15分、左サイドを抜けた横山のクロスをMF川村が頭で合わせ、同28分に迎えたCKの場面では中央に飛び込んだ川村がヘディングシュートを放つがゴールを奪えないまま、互いに無得点で前半を折り返した。

 打開を図りたい日本は後半14分、DF上尾野辺に代えてFW岩渕を投入。最初のカードを切ったが、同24分、DF近賀がハンドの判定でPKを献上してしまう。それでも福元が阻んでピンチ脱出。そして均衡が破れたのが同39分だった。MF川澄のクロスから岩渕が頭で合わせて待望のゴール。しかし、その3分後、韓国のクロスに福元が飛び出しすと、こぼれたボールからシュートを決められ同点に。その後はゴールを割ることができず無念の笛となった。
 
 大会は6チーム総当たりのリーグ戦形式で行われ、1分1敗とした日本は4日に中国、7日にベトナム、9日に北朝鮮と対戦。上位2チームがリオデジャネイロ五輪への出場権を獲得する。

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