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宇佐美“名誉挽回弾”決める!ACLメルボルン戦で今季初勝利を

[ 2016年3月2日 05:30 ]

汚名返上に燃えるG大阪FW宇佐美

ACL1次リーグG組 G大阪―メルボルンV

(3月2日 吹田ス)
 G大阪は2日、ホームでアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ第2戦でオーストラリア王者メルボルン・ビクトリーと対戦する。Jリーグ開幕・鹿島戦(吹田ス)で効果的な動きができず黒星の一因となった日本代表FW宇佐美貴史(23)は“汚名返上弾”へ意気込んで今季公式戦初勝利を目指す。
【G組順位表】

 今季公式戦3戦勝ち星なし。これ以上、負の連鎖を続けるわけにはいかない。断ち切るには「とにかく勝利」と宇佐美。冒頭15分だけ公開された最終調整で軽快な動きを見せていたエースの顔は引き締まっていた。

 「失点は自分の責任。流れをつかむためにも勝利に貢献したい」。後半21分から出場した2月28日の鹿島戦。スプリント回数はわずか2回だけで効果的な攻撃を演出できず、自らのサイドを突破され決勝点を与えてしまった。試合後は長谷川監督から「お前は日本代表で、エースとして機能してくれないとG大阪の迫力が出てこない」と厳しいゲキを受けた。メルボルンVは初戦で上海上港に勝利しているが、G大阪は過去4戦3勝1分け。チームも個人としても乗り切れない中、相性の良さは追い風だ。

 勝算も十分ある。VTRではセンターバック2人のスピード不足が確認された。その1人であるデルピエールと宇佐美は12~13年シーズンにホッヘンハイム(ドイツ)で一緒にプレーした。「覚えています。他の選手よりも知っている」とニヤリ。「仕掛けたり、揺さぶったりしてチャレンジしたい。個の力でドンドン勝負したい」。相手の守備の要の弱点を熟知したアドバンテージを生かし、中央突破するイメージを膨らませた。

 日本代表のハリルホジッチ監督も視察予定の一戦。3月末にはA代表のロシアW杯アジア2次予選の2試合がある。鹿島戦では「連戦疲れがあったのか」とフォローされたが、“1発”回答で代表指揮官の心配も杞憂(きゆう)に終わらせる。

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