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なでしこに暗雲…離脱者続出 ノリさん「怖がってちゃダメ」

[ 2016年2月15日 05:30 ]

佐々木監督の指示を受ける猶本

沖縄キャンプ2日目

 リオ五輪アジア最終予選(2月29日~3月9日、大阪)に臨むなでしこジャパンが14日、沖縄キャンプ2日目に2部練習を行った。午後のトレーニング中にGK山根恵里奈(25=千葉)が腰を痛めて離脱すると、紅白戦(20分×3)でDF高良亮子(25=仙台)が左太腿を痛め負傷退場した。2人の全治は不明だが、最終予選の登録メンバー20人への生き残りを懸けた合宿で早くも離脱者が続出。サバイバル合宿の様相を呈してきた。

 紅白戦の1本目。試合には出場せずセービング練習をしていた山根が腰を痛めて倒れ込んだ。「腰を伸ばしたようです。ぎっくり腰まではいっていません」と広報担当者は説明。そのまま車で宿舎へ引き揚げた。紅白戦の3本目では右サイドバックに入っていた高良が接触プレーで左太腿を負傷。松葉づえをついてピッチを後にした。

 2人の全治は不明。だが、ダジャレ好きの佐々木監督は一転“鬼”と化した。「(紅白戦に)一人一人の気持ちがあった。怖がってちゃダメだから。ケガ人は仕方ない。使えないなら、ほかのメンバーがいる」と今後も手を緩める気がないことを強調した。今合宿は最終予選メンバーの見極めが目的。激しいプレーの中で生き残るたくましさもまた選考材料の一つだ。負傷者が出る一方で、今合宿から招集した猶本や増矢については「イメージ通りのプレー」と評価。沖縄合宿は正真正銘のサバイバルとなった。

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