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豊川延長劇弾 中島2発!日本、6大会連続五輪へ“8強の壁”突破

[ 2016年1月23日 01:03 ]

<日本・イラン>延長前半5分、先制ゴールを決める豊川

 サッカー男子のリオデジャネイロ五輪最終予選を兼ねたU―23アジア選手権は22日、カタールのドーハで準々決勝が行われ、B組を3戦全勝の1位で突破した日本はA組2位のイランを3―0で下し、26日の準決勝に駒を進めた。

 日本は1次リーグ最終戦のサウジアラビア戦からDF植田、MF中島、FWオナイウの3人を除く先発8人を入れ替え。立ち上がりから相手DFの裏を付く攻撃を徹底したものの、決定的な場面はつくれず、無得点。守備陣はヒヤリとさせるシーンもあったものの、無失点で切り抜け、前半を0―0で折り返し。

 後半に入ると我慢の時間が長く続いたが、手倉森監督は同37分にFW久保に代えてスピードのある浅野を投入。さらに同43分にはMF矢島に代えて豊川を入れた。終盤は攻撃にリズムが生まれ、イランゴールに迫る場面もあったが、決めきれず、0―0のまま延長戦に突入。

 日本は延長前半5分、右サイドを上がったDF室屋が相手DFをかわし左足でクロス。これをゴール正面の豊川が頭で決めて待望の先制点を奪った。その後のイランの猛攻をしのぐと、延長後半にはMF中島が4分と5分に立て続けにゴールを決めて勝利を決定づけた。

 これまで準々決勝敗退が続いていた年代だが、ついに“壁”を突破。アジアの五輪出場枠は3で、決勝に進んだ2チームと3位決定戦の勝者が出場権を得る。日本は6大会連続の五輪出場へ、あと1勝となった。

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