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鹿島・石井監督 今季途中で就任“ザ・普通の男”を支える2つのお守り

[ 2015年11月1日 09:10 ]

<鹿島・G大阪>優勝の瞬間、スタッフやベンチの選手たちと喜び合う石井監督(中央)

ナビスコ杯決勝 鹿島3―0G大阪

(10月31日 埼玉)
 鹿島の石井監督がスポニチ本紙に独占手記を寄せ、喜びをつづった。

 選手、サポーターが喜んでいるのを見ると、どのタイトルも素晴らしいと感じます。実を言うと今季終了後、他クラブに出て監督の修業をしようと思っていました。(大岩)剛がいて、ヤナギ(柳沢敦)がコーチとして入ってきて、押し出される危機感もありました。でも、意外なタイミングで監督になる日が来ました。その時は、引き受けるしかない状態。重圧を感じるよりもチームをどうにかしたいという気持ちが先に立ちましたね。

 監督になってからは、2つのお守りに守られていました。一つは「ふなっしー」のお守り。監督に就任してすぐ、中学(市川市立八幡中)の同級生が実家近くの飲食店に20人ぐらい集まって、お祝いしてくれたんです。そこでもらいました。買ってくれた友人の地元が船橋市だったから「ふなっしー」なんですけど。試合の時は左胸ポケットに入れています。もう一つは高田マネジャーからもらった鹿島神宮のお守りです。初めてのミーティングは凄い緊張したので、和らげるためにポケットの中にお守りを入れて、手で握りながら話しました。選手は“何で格好つけて、ポケットに手を入れてるんだ”と思ったと思いますけど。

 家族のサポートにも感謝しています。最近少し痩せたんですよ。68キロがベストなんですけど、低い時は64キロまで落ちちゃいます。すぐに戻すんですけどね。痛風を持っていて毎日、薬も飲んでいますが、かみさんが管理栄養士の資格を持っているので、食事面はちゃんとやってくれます。娘は7歳ですが、監督になったのも分かっているみたいで。「妖怪ウォッチ」に天野景太という主人公が出てくるんですけど、普通のキャラなんです。「お父さんはそれ(天野景太)だよね」。「普通の中の普通の普通の普通だよね」って言うんです。だから逆に意識してるんじゃないかと思います。鹿島が好きで試合には大体来ます。家族にも勝っている姿を見せられて良かったです。(鹿島アントラーズ監督)

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2015年11月1日のニュース