×

FIFAが緊急理事会 2月26日会長選を確認、変更なし

[ 2015年10月20日 21:15 ]

 汚職に揺れる国際サッカー連盟(FIFA)は20日、スイスのチューリヒで緊急理事会を開き、次期会長選を行う臨時総会を予定通り来年2月26日に開くことを確認した。90日間の暫定的な活動停止処分中のプラティニ副会長は既に届け出た会長選への立候補が正式に認められても、疑惑払拭のための時間が限られることになる。

 会長選の最有力候補とみられていたプラティニ氏の立候補が適格かは、処分が解けるまでは判断しない。暫定処分は会長選の前に解除される。

 プラティニ氏は2002年までのFIFAでの職務報酬として11年2月、ブラッター氏から200万スイスフラン(約2億5千万円)を受け取った。ことし9月には、この件を含む背任や横領の疑いでスイス検察当局から事情聴取されたブラッター氏とともに、証人として事情を聴かれた。その後、両氏はFIFA倫理委員会から暫定的な活動停止処分を科された。

 緊急理事会は、幹部2人が活動停止となる非常事態を受け、ハヤトウ会長代行の下で初めて招集された。一連の汚職事件を受けて設置された改革委員会からの改革案も報告され、権限が集中している現行の理事会を改編するほか会長の任期を12年までとし、会長を含む理事に74歳の定年制を導入することが盛り込まれた。

続きを表示

2015年10月20日のニュース