初昇格フロジノーネ、クラブ創設１０３年目でセリエＡ初勝利

　セリエＡ第６節の２試合が２８日に行われ、今季初昇格のフロジノーネがホームでエンポリを２―０と破り、前身のクラブが創設されてから１０３年目でセリエＡ初勝利をマークした。後半にＦＷディオニージが２得点を挙げて逃げ切り、前節までの最下位から１６位へ浮上した。アタランタはホームでサンプドリアを２―１で下し、２連勝で８位へ順位を上げた。

　イタリア南部の人口４万６０００人の小さな町が沸いた。２季前には３部所属だった極小クラブが、ユベントスと引き分けてセリエＡ初勝ち点を挙げた前節に続き、今度は初勝利をマーク。ＦＷディオニージが後半１３分にシュートのこぼれ球を叩いて先制すると、２６分にも相手ミスを突いて２点目を挙げ、逃げ切った。同じく今季初昇格のカルピと並んで降格候補だが、ステローネ監督は「残留争いのライバルとなりそうなチームに勝てたのは大きい」と喜んだ。