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カズが教材、キング幼稚園!横浜FC練習施設内に16年4月開園

[ 2015年8月12日 06:00 ]

12年の横浜FCサッカー教室で子供たちと一緒にサッカーをするカズ

 未来のキングを育成、発掘する!J2横浜FCが来年4月、横浜市内に新型の幼稚園「バディスポーツ幼稚園・横浜FC東戸塚校」を開園することが11日、分かった。通常の幼児教育に加え、横浜FCスクールコーチによるサッカーのエリート教育カリキュラムが盛り込まれる。理事長には日本人初のプロ選手で同クラブ会長の奥寺康彦氏(63)が就任する。

 未来のカズを育成、発掘する「夢の幼稚園」が開校する。横浜FCがスポーツ幼児教育をリードする株式会社バディ・エデュケーションとともに来年4月に開校するもので、トップチームも使用する横浜・東戸塚の練習場施設内に設立。関係者は「プロも使用する設備を最大限に活用して未来のリーダー育成を目指したい」と話す。

 指導法も最先端だ。保育は月~金の午前8時から午後5時まで。通常の保育は幼稚園教諭が指導。午前、午後に1時間ずつ組み込まれるサッカーの授業は、横浜FCのスクールコーチが入園から卒園まで一貫して指導する。また園児全員にタブレットコンテンツを導入し、未来型の学習法も実現。第1期生は最大35人の募集を予定している。

 もちろん、カズのプレーも生で見られる。関係者によれば横浜FCのホーム試合、トップチームが東戸塚で練習する際には実際に見学することになるという。48歳の今も一切の妥協なく練習に取り組み、圧倒的なプロ意識を持ちながら第一線を走り続けるキング。未来のカズを目指す園児たちにとって最高の“教材”となるはずだ。

 カズは05年から横浜FCに在籍。既にサッカーと向き合う姿勢、考え方はクラブ全体に浸透している。またピッチ外でも神戸時代から小学校訪問企画「夢で逢えたら」を継続し、小学生に夢を持つことの大切さも訴え続けてきた。同幼稚園での保育、指導にもその考えは生かされるはずだ。Jクラブが開校する新型の幼稚園。日本サッカーの未来を明るくするカリキュラムとなりそうだ。

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