×

横山が決勝弾!なでしこ 中国に快勝、佐々木監督「成長した」 

[ 2015年8月8日 23:26 ]

中国戦の後半、先制ゴールを決める横山

女子・東アジア杯 日本2―0中国

(8月8日 中国・武漢)
 サッカーの東アジア杯で2連敗したなでしこジャパンは8日、最終戦で中国と激突。0―0で迎えた後半に猛攻を仕掛けると、同43分にMF中島からのスルーパスを受けたMF横山が鮮やかにネットを揺らし決勝弾。終了間際にもMF杉田が追加点を決め、2―0で勝利した。
【試合結果 なでしこジャパンメンバー 東アジア杯順位表】

 なでしこジャパンは故障でW杯カナダ大会メンバー入りを逃したFW高瀬が、2トップの一角として今大会初先発。これまで右膝の状態を考慮されてきたが「問題ない。前半だけでバテてもいいぐらい汗をかきたい」と気合十分に話していた通り前線から積極的にプレスを仕掛けた。

 試合は0―0のまま後半へと折り返すと、FW高瀬に代えFW菅沢を投入。同14分には右SBとして3戦連続先発となったMF京川がこの試合初めて流れのなかから枠内シュートを放ち相手ゴールを脅かすと、1分後には右サイドからの正確なクロスにフリーで走りこんだMF川村が強烈ヘッド。しかしボールは無情にもポストを叩きゴールとはならなかった。

 同37分にはMF横山がGKと1対1になるもシュートを止められチャンスを逃す。その後も猛攻を仕掛けると同43分、またもMF横山がMF中島からのスルーパスに反応しエリア内で受けると今度は相手GKにぶつけないようやさしくボールを浮かせネットを揺らす。土壇場で先制し、勢いに乗るチームはロスタイムにもMF杉田が追加点。最終戦で白星を飾り、大会を後にすることになった。

 今大会は通算1勝2敗の勝ち点3で3位に終わった。佐々木監督は「チームとして時間がなかった。まあ、一戦一戦成長してくれたので許してやってください。すいません」と目標としていた2大会ぶりの優勝には届かなかったことを苦い笑いで“謝罪”した。

 今後は11~12月の海外遠征を経て、来春のリオ五輪アジア最終予選へと進んでいく。若手主体で挑んだ今大会。「来年の五輪予選の参考にし、いい材料にしたい」と指揮官は話した。

続きを表示

この記事のフォト

2015年8月8日のニュース