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東京V“高木兄弟”連続決勝弾で5位浮上! 兄・善朗「J1昇格のために来た」

[ 2015年7月22日 22:05 ]

J2第25節 東京V1―0熊本

(7月22日 うまスタ)
 東京VがMF高木善朗(22)の復帰後初ゴールで熊本に1―0で勝ち、2連勝。5位に浮上した。

 18日に行われた前節・北九州戦(本城)は弟のFW高木大輔(19)が決勝ゴールを決めて1―0で勝ち、今季初めてJ1昇格プレーオフ圏内の6位にジャンプアップ。そして中3日で迎えた熊本戦で、今度は元プロ野球選手の高木豊氏(56)を父に持つ“高木3兄弟”の次男が意地を見せた。

 0―0で迎えた後半16分に2試合連続で途中出場すると、先発していた弟・大輔と2トップの位置へ。大輔は同28分にベンチへ下がったが、その1分後、MF沢井のパスを受けてドリブルすると、ゴール左前の深い位置からふわりと浮かせるよう技ありのゴールを右足で左隅に突き刺した。そして、ゴールの後は一目戦にゴール裏のサポーターのもとへ。「4年ぶりに自分のいいところを見せられて良かったです」と会心の笑みを見せた。

 今月15日に期限付き移籍でJ1清水から加入し、翌16日から練習に合流したばかり。だが、下部組織育ちで骨の髄までヴェルディのサッカーが染み込んでいるだけに連携への不安も違和感もない。冨樫剛一監督(44)も「彼があそこでボールを持ってああいうシュートを入れるのは、ある意味中学生の時から知っているし、あそこで前を向いて受けるのを期待して送り出したので、本当に当たり前に仕事をしてくれた」と冷静に振り返った。

 高木善は「色々な人のおかげでヴェルディに帰って来れたので、ちょっとは恩返しができたかな」と復帰後2戦目で早くも決めたゴールに胸を張ると、「J1昇格に向けて僕はヴェルディに来たので、皆の力でもう1度J1に行って、ヴェルディが飛躍する姿を見せましょう」と言い切った。

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2015年7月22日のニュース