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磐田 痛恨ドロー…桜内“負傷ヘッド弾”も後半ロスタイムに失点

[ 2015年7月9日 05:30 ]

<磐田・讃岐>前半18分、CKからゴールを決めるDF桜内(中央)

J2第22節 磐田1―1讃岐

(7月8日 ヤマハ)
 J2磐田はホームで14位の讃岐に1―1で引き分けた。右CKからDF桜内の4節ぶり今季4点目で先制したが、後半ロスタイムにクロスから失点。2戦連続のドローとなったが、順位は2位を維持した。

 「今いるベストを使う」と明言していた名波監督は今節、先発3人を入れ替えて臨んだ。DF駒野と伊野波が3戦ぶり、MF太田が7戦ぶりの先発。讃岐は前線に元日本代表FW我那覇を残し、序盤から自陣に強固な守備を敷いてきた。そんな中でMF上田のCKに合わせたのが桜内だった。

 2日の紅白戦で頭部を負傷。2日後に迎えた4日の熊本戦はテーピングを施し、水泳帽で固定してフル出場した。自陣で強固なブロックを敷く相手だけに「先制点が大事になる」(名波監督)と想定していた今節。わずかなテーピングを残して先発した25歳は、その頭から突っ込んだ。DFながらチーム3位となる今季4得点目。FW“脱帽”のプレーを見せた。

 後半は徐々に相手がボールを保持する時間が増えていった。兄と兄の夫人、そして妹がポーランドから来日中で「勝利を家族に見せたい」と話していた守護神カミンスキーは後半28分、ゴール前にフリーで抜け出したMF仲間のヘッドに体を投げ出して好セーブ。ところが、最後の最後に失点し、2戦連続で終盤に勝ち点2をロストした。ホームでは3戦連続で白星がなく、会場はブーイングに包まれた。

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2015年7月9日のニュース