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関根 V弾決める!プロ初陣飾った清水戦へ特別な思い

[ 2015年6月6日 08:30 ]

第1ステージ制覇へ、先発が濃厚な浦和MF関根。清水戦への特別な思いをぶつける

 第1ステージ優勝に王手をかけている首位の浦和は7日、清水戦に臨む。先発が濃厚なMF関根貴大(20)は昨年3月23日、一部サポーターが差別的横断幕を掲げて無観客試合の処分を受けていた清水戦(1―1)でJリーグデビューを飾っており、特別な思いで臨む。浦和が勝ち、G大阪が神戸に敗れれば、浦和の優勝が決まる。

【J1順位表】

 これも宿命か。清水戦で思い起こされるのは昨年3月の無観客試合。しかも関根にとって記念すべきJリーグデビュー戦だった。「一番覚えてるし、一番自信につながった試合」。後半31分、原口(現ヘルタ)の同点弾の起点となり、華々しく初出場を飾った。むろん、無人の観客席が歓声に沸くことはなかった。

 今年は違う。浦和が勝ち、G大阪が敗れれば優勝が決まる大一番。観客席は5万人近い「赤」で埋まるはずだ。「今年はサポーターと一緒に戦える。サポーターの力なくして全勝記録はないと思うので」。勝てば怒とうのホーム8連勝。リーグ初制覇した06年以来9年ぶりの快挙となる。

 埼玉スタジアムを沸かせるイメージもある。清水の右サイドで関根の対面はオーストラリア代表FWデュークが濃厚だ。「走る、戦う、いつも通りにやれば問題ない。自分が守備に回ることが少なくなるようにすれば」と攻撃を最大の防御にする。柏戦から中3日にも「試合勘もテンポも良くなるし連戦の方がいい」とむしろ歓迎モードだ。

 若手が中心の清水。対戦相手の中には浦和ホームの熱狂に押され、最初のプレーが萎縮する若手も少なくないという。槙野は「そこを動物的に食ってかかりたい」と言った。やはり赤きサポーターは大きな味方。共に戦い、そして栄光の優勝トロフィーをつかみ取る。

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2015年6月6日のニュース