豊田が後半ロスタイムＶ弾！「少ないチャンスをものにできた」

＜名古屋・鳥栖＞サポーターの声援に応える鳥栖・豊田

Ｊ１第１Ｓ第１２節 鳥栖１―０名古屋

（5月16日 豊田ス）
　日本代表ＦＷ豊田が劇的な決勝弾を奪った。０―０で迎えた後半ロスタイム、１８歳ＭＦ鎌田が送ったスルーパスに反応し最終ラインを抜け出す。飛び出してきた元日本代表ＧＫ楢崎に対して右足ダイレクトでシュートを浮かせ、巧みにゴールへと流し込んだ。

　「（鎌田は）非常にいいものを持っているし、ボールが出てくる。信じて動いた」。得点ランク単独２位に浮上する今季９得点目で、チームに６試合ぶりとなる白星をもたらした。

　千葉県内で行われた日本代表候補合宿から戻り、１４日にチームの練習に合流。翌１５日には敵地へと入る厳しい日程を強いられながら、この日は疲れを見せることなくフル出場し、最後の最後に訪れた好機を生かした。「少ないチャンスをものにする。いつも通りにできた」。第５節から続いていた連続得点は前節で止まったものの、不動のエースとして再び結果を出した３０歳ＦＷ。鳥栖は６位に浮上した。