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U―22日本 3連勝突破にも満足せず…手倉森監督「レベル上げて」

[ 2015年4月1日 00:13 ]

<日本・マレーシア>前半、先制ゴールを決め、祝福を受ける久保(左)

リオ五輪アジア1次予選 U―22日本代表1―0U―22マレーシア代表

(3月31日 シャーアラム)
 マレーシアの酷暑の中、中1日での3試合。過酷な条件の下、手倉森ジャパンが総力戦で3試合連続の完封勝利を挙げ、グループ1位で五輪最終予選進出を果たした。

 引き分け以上で突破が決まる一戦。自陣に引いて守備を固めたマレーシアを相手に日本は主導権を握ったが、安在、遠藤のミドルは相手GKの好セーブに阻まれ、野津田の直接FKもGKの手をはじいて右ポストを直撃。前半終了間際の41分、安在のドンピシャの左クロスを久保がヘッドで叩き込んで待望の先制点が生まれた。

 しかし後半もチャンスをつくったが追加点は奪えず1―0の辛勝。内容的には物足りないようにみえたが、手倉森監督は「十分コントロールの利いた危なげない試合をした」と評価。「この大会でパワーの出し方、コントロールの仕方は身についたと思う」とし、来年1月の最終予選へ向けて「レベルを上げていってもらいたい」と個々の成長を求めた。

 選手たちは3戦全勝という結果にも満足をしていない表情で、DF植田は「うれしい半面、まだまだの部分もある。この結果は誰も納得していない。この相手に危ないシーンをつくっているようじゃもっと上にはいけない」ときっぱり、エース久保も「(大会を通じて)あんまり僕的には満足できる結果を残せていない」と決勝点にも表情を崩さなかった。MF遠藤は「ゼロで抑えられたことはプラスに捉えたい」と前向きに捉えながらも「チャンスをつくりながら決め切れないところは課題」と問題点を挙げ、最終予選へ「本当にここからが勝負だと思う」と表情を引き締めた。

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2015年4月1日のニュース