Ｕ２２日本、スコールに負けず５発快勝　本番へ経験値ＵＰ

　スコールに負けなかった。１６年リオデジャネイロ五輪アジア１次予選を控えてマレーシア遠征中のＵ―２２日本代表は２０日、シャーアラム市内のグラウンドで地元クラブとの練習試合（３０分×２本）を５―０で制した。

　前半２５分過ぎに降り始めた雨は突然、豪雨へと変わった。安在が「正直、怖かった」と言うように空に稲妻が走り、爆発音のような雷鳴がとどろいた。前半は野津田、奈良、鈴木が得点して３点リードで折り返したが、後半は水たまりのようなピッチ状態や雷雨に日本も戸惑い、勢いは止まった。それでも後半から入った浅野が終盤に２得点。「雨はめっちゃ大きい粒でした。ピッチ状態や天候で後半序盤は気持ち的に緩んで入ってしまった。でも、最後は集中して２得点できたのは大きかった」と語った。手倉森監督も「現地の環境に適応するには良かった」とスコールを歓迎。また一つ、手倉森ジャパンが経験値を上げた。