讃岐強い！　磐田撃破に北野監督「きょうは自信があったんで」

Ｊ２第３節 讃岐１―０磐田

（3月21日 丸亀）
　Ｊ２第３節は２１日、各地で１０試合を行い、昨季２１位で、Ｊ３・２位の長野との入れ替え戦の末に残留した讃岐がホームで前節首位の磐田に１―０で勝って早くも今季２勝目を挙げた。

　前半３１分、元日本代表ＦＷ我那覇和樹（３４）の得たペナルティーエリア付近、ゴール正面やや右からのＦＫをＭＦ沼田圭悟（２４）が左足で直接決めて決勝ゴール。

　７人が並んだ相手の壁を越え、今季初先発のＧＫ八田直樹（２８）が１歩も動けない完ぺきなゴールでチームにホーム２連勝をもたらした沼田は、「サポーターの前でゴールを決められてうれしい」と満面の笑み。大分に２―０で勝った開幕戦（丸亀）でもゴールを決めている“ミスター・ホームゲーム”は「次の試合も点を取りたい」と意気込んだ。

　四国リーグ時代の１０年からチームの指揮を執る北野誠監督（４７）は、勝利インタビューに備えて事前に染めていたという黒髪に手をやりながら「ありがとうございま～す！」とサポーターの声援に応えると、「きょうは自信があったんで。勝てる雰囲気だったんで良かったと思います」とキッパリ。

　勝因には、「選手全員が魂込めて走ったことだと思います。徹底してカウンターっていうか、割り切ってやってくれたんで、ほんとすごい選手たちだと思います」と選手の頑張りを挙げ、「これからもどんなに泥臭くてもいいんで勝ちにこだわっていきたい」と話すと、今度はスタンドに向かって何度もＶサインを見せてサポーターと喜びを分かち合っていた。